ハイプナイトを飲み続けると依存するの?

ハイプナイト依存

先週末、久しぶりに空き時間ができたので自宅で映画を見ました。
前々から気になっていた映画だったので「やっと見れた」という達成感と充実感はありましたが、いかんせん暗い内容の映画だったので見終わった頃には何とも言えない感情に。

というのも、主人公の母親が睡眠薬を過剰に飲んで依存しているというシーンがあったからです。
不眠症を抱える人は心の病気にもかかりやすく、同時にうつ病を併発してしまうケースもあります。
その母親は主人公のことよりも睡眠薬のことばかりを気にして、「あの薬がないと眠れない」と強烈な不安感を口走っていましたね。

睡眠薬と聞くと大半の人が「薬物依存」を思い浮かべるのではないでしょうか?
私が見たように、皆さんもドラマや映画の影響で「睡眠薬を飲まないと眠れない」といったシーンを見た経験がある人いるはずです。
実はそのイメージが大きすぎるせいか、睡眠薬=依存と勘違いしている日本人はたくさんいるんです。

確かに睡眠薬は使い方を故意に変えると依存しやすい薬ではあります。
しかし、きちんと使用方法を守ればそのような危険性も回避できるのです。

これは海外製薬のハイプナイトでも同じことがいえます。

ではハイプナイトも依存性が高い薬なのでしょうか?
眠りたいと思っている不眠症の人でも「依存はしたくない」と感じているはずです。

本記事ではハイプナイトを飲み続けると依存するのどうかについて紹介していきます。

ハイプナイトは強力すぎる睡眠薬よりも依存しにくい

依存しにくい
もうご存じの通り、ハイプナイトはルネスタのジェネリック医薬品です。
ルネスタは、非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬に該当します。
そのため、一昔前まで治療に用いられていたベンゾジアゼピン系の薬よりも依存性が軽減されているのです。

ベンゾジアゼピンと非ベンゾジアゼピンの違いは、脳と身体に効くか、脳だけに効くかです。
ベンゾジアゼピンは脳と身体に作用するため強力な睡眠薬といわれています。そのため通販では購入できず、病院処方のみ。
しかし、非ベンゾジアゼピン系の薬は脳だけに作用するので、副作用の危険性や依存性も低くなっているのです。
効果はベンゾジアゼピン系よりもマイルドといわれているため、比較的安全に使用できるというわけ。

ルネスタが非ベンゾジアゼピンということは、ハイプナイトも同じ。
きちんと使用方法に従って飲めば、依存性を引き起こす心配はないといわれています。

依存している状態とは?

依存している状態

そもそも薬に依存しているとは一体どういった状況なのでしょうか?

睡眠薬の依存症状は下記の通りです。

・やめたいのにやめられない
・何ヵ月も飲み続けている
・薬を飲まないと強烈な不安を感じる

もちろん上記はあくまでも一例です。

不眠症を抱えている人は何よりも「眠れなくなる」ことを恐怖に感じている場合があります。
そのため「また眠れなくなってしまったら?」「この薬がないと無理」と自己暗示をかけてしまい、離脱症状も重なって薬の服用を止めれないという事態に陥るのです。

離脱症状とは、急に薬の服用を中断した時に起きる症状です。
睡眠薬による離脱症状は、主に不眠・不安・頭痛・知覚異常・焦燥感です。

このような症状と自己暗示が重なるとパニックになり、「薬がないと眠れない」「生きていけない」といった強烈な不安を感じてしまいます。

飲み続けると効かなくなる?

少し依存系の話から脱線しますと、ハイプナイトの薬物耐性について気になっている人もいるのではないでしょうか?

ハイプナイトは依存性だけでなく、薬物耐性もつきにくいといわれています。
先発薬であるルネスタの研究によると、1年間連続服用をしても薬物耐性がつかなかったという結果になったようです。

もちろん個人差はありますが、ハイプナイトもルネスタと同じような成分を配合しているので同じことがいえますね。

「ハイプナイトがないと眠れない」と感じたら危険信号

危険信号

薬に頼り過ぎてしまうと、どんなに安全だといわれている薬だとしても依存性を誘発する恐れが十分にあります。
ハイプナイトも依存性が軽減されているとは言われていますが、完全になくなっているわけではありません。
正しい使用方法を守り、ハイプナイトを過剰摂取したり、漫然と長期的に使用したりしなければ安心です。

SNSでもご購読できます。