「あれ?記憶がない?」それ、健忘です!

健忘の副作用

小さいころの記憶は年をとるにつれてどんどん忘れていきますよね。
「あの時はああだったな」「あの頃は楽しかったな」と強烈に残っている記憶ならまだしも、若いころのメモリーを細部まですべて思いだせる人は非常にまれです。
時にハイパーサイメシア(超記憶症候群)といって、自分の過去に起きたことをすべて覚えている人もいます。
その時の感情も一緒に覚えている人もいれば、機械的に記憶だけあるという人もいるようですよ。
「メシア」はユダヤ教における救世主、救い主という意味を持っています。
超記憶症候群をハイパーサイメシアと名付けた人は神秘的に感じたのでしょう。
人間っておもしろい生き物ですね。

さて、今回は記憶に関する副作用についてお話ししていきます。
実は睡眠薬であるハイプナイトは飲み方を間違うと、飲んだ後の記憶がスッとなくなるという怖い副作用があるんです。

なぜ眠くするだけの薬が記憶までなくしてしまう副作用があるのでしょうか?

本記事ではハイプナイトの健忘について詳しく知っていき、そのような副作用を起こさないための対策も把握しておきましょう。

ただのもの忘れじゃない?健忘とは

もの忘れと健忘

健忘は、もの忘れの副作用とも呼ばれています。
毎回起きる副作用ではなく、特に飲み方を誤ると起きやすいといわれているのです。

ハイプナイトは即効性に特化している薬なので、服用後は急激に脳の覚醒レベルがガクッと低下します。
これは脳をリラックスさせて、眠気を誘うため。
しかしこの作用が起因して、脳がふわふわ状態になり「飲んだ後何してたっけ?」という状態になってしまうのです。
健忘が起きている時は副作用が起きているという自覚がないため、たいては翌日の起床時に記憶がないことに気づきます。

では一体どのような飲み方をすると健忘を起こしやすくなるのでしょうか?

たとえばハイプナイトを飲んだ後に1~2時間ほど家事をしていた、または持ち帰り仕事をしていたといったパターンです。
ハイプナイトの服用後は30分~1時間以内に効果が出始めるといわれています。
人によっては20分ほどで眠気を感じるという人も。
効果を発揮している時間帯に作業をしていると、脳はお休みモードになっているのに体は動いているという状況になります。

いっけん何も危険ではないように聞こえますが、家事をしながらお皿やコップをわったり転倒したりするとケガを負います。
さらに仕事をしていると普段は冒さないようなミスをしてしまう可能性だってあるんです。

また、飲んだ後に「ちょっとそこまで」と外出をして、事故にあってしまう危険性も否定できません。

健忘を避けるためのコツ

健忘の副作用を避けたいなら、飲み方を遵守することです。

ハイプナイトは就寝する1時間前に飲みます。
服用後は何も作業せず、そのまま眠る体制に入るのがセオリーです。

また、ハイプナイトを故意に過剰摂取をしても健忘の副作用は生じやすくなります。
即効性に特化した睡眠薬は健忘の副作用を誘発しやすいといわれているので、使用方法はきちんと守っていきましょう。

健忘以外の副作用にも注意

副作用の話が出たついで、他の副作用についても紹介していきます。

ハイプナイトはルネスタのジェネリック医薬品で、成分も同じ。つまり副作用の内容もまったく一緒ということになります。
健忘以外の副作用は以下の通りです。

・味覚異常(苦味)
・日中の眠気
・頭痛
・口の渇き
・めまい

健忘は重篤な副作用なので、上記の副作用よりも発生頻度が低いため使用方法さえ守っていれば過度に心配する必要はありません。
しかし、上記の副作用は使用方法を守っている人でも発現しやすい副作用なので、注意してください。

特にルネスタの特徴である味覚異常(苦味)の副作用は、ハイプナイトもしっかりと受け継いでいます。
とある研究によると苦味はオレンジジュースやスポーツドリンクで解消されやすいといわれているので、おすすめの対策法です。

身に覚えのないことが起きていたら注意

身に覚えのないこと

健忘の副作用は誰にでも起こりえます。

・昨晩とは家の様子が違う
・食べた覚えのないお菓子がころがっている
・仕事で使う資料がめちゃめちゃになっている

といった身に覚えのないことが翌朝に起きていたら要注意です。
知らぬ間に健忘を引き起こしている可能性があるので、そのようなことが起きた場合は使用方法や成分量の見直しをしてみましょう。

ハイプナイトは正しく使えば安全に使用できる薬といわれています。
これは国内処方であるルネスタも同じ。
重篤な副作用を引き起こさないためにも、使用方法はきちんと守りましょう。

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