マイナス1歳からの虫歯予防/0歳からのかみ合わせ予防/三重県四日市のさくら歯科

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四日市さくら歯科では、マイナス1歳からの予防歯科や歯周病治療を受けられる
再診の方に限り、保育を行うことが可能です。(完全予約制)

目次

マイナス1歳からの虫歯予防 三重県 四日市市 桑名市 鈴鹿市 津市1.幼少期の予防の対象は?
2.虫歯予防
   感染の窓
3.歯肉炎・歯周病予防
4.歯並び・かみ合わせ異常の予防
5.お子様の予防に必要な、母親に行う処置

「マイナス1歳からの予防歯科」のページは内容が多いので、
目次を設置してあります。


1.幼少期の予防の対象は?

三重県 四日市市 マイナス1歳 虫歯予防 歯周病予防 歯並び予防マイナス1歳からの予防の対象となるのは、

・ 最も重要なのが虫歯予防
・ 同様に重要なのが歯並び・かみ合わせ異常の予防
・ もう一つ注意しなければならないのが歯周病の予防

の3つです。
このページでは、これらについて説明します。


2.虫歯予防


(1) 虫歯予防の難しさ

母親と乳幼児「自分は歯を一所懸命磨いているのに、虫歯になってしまう」

と訴える方がよくおられます。
我々歯科医師・歯科衛生士が虫歯予防に取り組んでみると、
なかなか思うような結果が得られないことがあります。

一方、近年一部の歯科医院で

マイナス1歳からのむし歯予防

が行われています。

マイナス1才から むし歯予防『−1歳から』とは、妊娠初期(或いは妊娠する前から)のことを
指します。

つまり、虫歯のないお子様にするためには、
生まれる前から対策を取る必要があるのです。

一度削った歯は、決して元には戻りません。
お子様の一生を決めるのが、幼少期のお口の細菌管理、
更にそのためには、

出生前から母親のお口の細菌管理
マイナス1歳からのむし歯予防

が必要です。

このページでは
・ 生まれる前からの虫歯予防・・・『マイナス1歳からの虫歯予防
・ 生まれてからの歯並びかみ合わせ異常の予防・・・『ゼロ歳からの歯並び予防
について説明します。マイナス1歳からの予防ページ先頭へ


(2) 虫歯予防はマイナス1歳から!

(a) 虫歯予防にとって重要なこと

虫歯菌 母子感染虫歯菌は母親から幼児期に感染することがわかっています。
両親と子供のお口の中に存在する虫歯菌のDNAを鑑定したところ、
父親からは移らず母親のみから移っていることがわかりました。
したがって、虫歯菌に限定して言えば、
(祖父母などが主に育児を担っている場合を除き)
母子感染さえ防げばお子様を一生涯虫歯になりにくくできるのです。

ただし、母親の管理が出来ない年齢(社会人になったり学生になる頃)
になると、食生活・生活習慣が変わり、虫歯が出来てしまう場合があります。
したがって、虫歯予防は保護者に対する教育だけではなく、
その後(特に成人してから)に正しい食習慣・生活習慣を送れるよう
本人に対する教育も重要です。

(b) 感染の窓(虫歯菌の母子感染)

母から子へ(イ) 感染の窓とは

虫歯菌(ミュータンス菌)は、歯がなければお口の中に定着することは
できません。
従って、歯がはえる前のお子様には、虫歯菌は定着しないのです。
歯が生え始めた頃からお子様のお口の中に虫歯菌が定着しやすい状態になり、
特に1歳7ヶ月から2歳7ヶ月の間に、お母さんのお口の中から移り、
定着
するという説が有力です。

この時期のことを『感染の窓』と呼びます。
感染の窓と呼ばれる時期に、お母様(出来れば同居者全員)のお口の中の
虫歯菌を減らすことにより、お子様のお口の中に長期間虫歯が少ない状態を
実現できると言われています。
従って、お子様のむし歯予防は、母子が一緒に行う必要性が高いと
考えられています。

(ロ) 第二の感染の窓

ところで、虫歯菌の感染の窓は、一つだけではないという意見もあります。
トゥルク大学 歯学部研究所、エバ・サーダリン先生(フィンランド)らによると、
6歳臼歯が生える頃にも、再び虫歯菌 の感染がおこっているそうです。
この時期を

第二の感染の窓

と呼ぶ場合もあります

(ハ) 感染時期の影響

虫歯 四日市市 三重県 津市 亀山市 桑名市 鈴鹿市生まれたばかりの乳児は、生後六ヶ月までは
母親からもらった免疫と母乳によって病気から守られています。
その後、適度に外敵と接して戦い学ぶ「獲得免疫」により、
徐々に免疫力を高めていきます

幼少期に免疫を確立する上で最も重要なのが、胸腺の働きです。
自己と非自己を見分けるTリンパ球の働きは、
扁桃から送られてきた情報を元に胸腺で教育されます。
免疫にとって重要なTリンパ球は、胸腺で自己を攻撃するものなどを除外し
非自己(外敵:細菌など)を攻撃するものが残され、
正確に自己と非自己を見分ける免疫機構が確立していきます。
胸腺は新生児で8〜15g、最も大きくなるのは4歳から5歳の頃で25〜30g、
10代以降は徐々に退縮していきます。

虫歯菌 感染予防 免疫本来体内に存在しない細菌が早期に感染してしまうと、
それが非自己として認識されず、その細菌に対する免疫が正常に
確立されない場合があります。
虫歯菌の感染も同様で、早く感染すると免疫がうまく獲得できず、
虫歯菌の定着が起こりやすくなります。

逆に、虫歯菌にもし感染したとしても、その感染時期を遅らせることにより、
ミュータンス菌の定着が起こりにくくなります。
実際、ミュータンス菌の感染時期が遅いほど、虫歯になりにくいという
研究データがあります。
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(c) お母様とお子様の虫歯菌の関係・・・『感染の窓』への対応

下のグラフの様に、お母様のお口の中の虫歯菌の数と、
お子様の虫歯菌の数は関係があるといわれています。

上の項で説明したとおり、
最もミュータンス菌の母子感染の危険性が高いのは、生後1歳7カ月から2歳7カ月の間
と言われています。(感染の窓)

ということは、その時期にお母様のお口の中の虫歯菌を減らしてやれば、
お子様のお口の中に虫歯菌が移りにくくなり、その結果お子様のお口の中に
虫歯菌が定着しにくくなります。

ミュータンス菌 虫歯菌  母子感染 虫歯予防の原則


(d) 虫歯菌の検査

虫歯菌の感染を防いだり、感染の有無を調べるためには、
唾液検査が必要です。

検査の精度を高めるためには、ガムのようなものを5分間噛む必要があります。
小学生以上のお子様や成人には、この方法で検査を行います。
乳幼児はガムを噛むことが出来ないので、簡易的な検査を行います。

出来ればお子様が生まれる前(妊娠中・理想的には妊娠前)に唾液検査を行い、
もし虫歯菌が多く検出された場合は、出産前までに虫歯菌を減らす必要があります。
(虫歯菌を減らす方法居着いては下記。)

出産後には定期的にお子様に唾液検査を行い、
虫歯リスクを監視していくと、虫歯菌の定着リスクを低く抑えることが出来ます。

唾液検査の詳細については、唾液検査のページをご覧下さい。マイナス1歳からの予防ページ先頭へ


(e) 母親の虫歯菌を減らす方法

お母様の虫歯菌を減らす方法として、以下の3つを挙げることが出来ます。

箸やスプーンの共用 根拠無しPMTC
3DS
キシリトール
プロバイオティクス

これらの対策をお子様が生まれてからではなく、
生まれる1年くらいから始めると効果的です。
つまりマイナス1歳からむし歯予防を行う事が必要なのです。

PMTCと3DS・プロバイオティクスについては歯周病予防と共通ですので、
後述します。
キシリトールに関しては、予防歯科(小児・成人)のページをご覧下さい。

また、ミュータンス菌の母子感染を抑制するための対策として、よく言われているのは、

・ 箸やスプーンの共有をしない。
・ 親が口をつけた物を与えない。
・ キスを避ける。

などですが、じつはこの考え方にはエビデンス(根拠)がありません。
実際には子供のお口の清掃に注意するなど、別の対応をする必要があります。

四日市さくら歯科では、虫歯菌の母子感染を防ぐために本当に必要なことについて
根拠(エビデンス)のある方法を説明しています。


3.歯肉炎・歯周病予防

歯周病菌の感染は、乳歯が永久歯に生え替わる頃に感染する場合がありますが、
夫婦間で感染することも多いと言われています。
歯周病予防 歯磨きある大学の先生は、
「若い夫婦のお口の中の細菌は似通っているが、年齢が高くなるに従い
異なる細菌が存在するようになる」
と言っておられました。

お子様のおられる成人の殆どは、歯周病に罹患しています。
従って、お口の中にも歯周病菌が存在します。
歯周病菌に関する詳しいお話は歯周病基本治療のページをご覧戴くと
お子様のおられる保護者(又は同居している祖父母)、
結婚している夫婦はあらかじめ歯周病細菌検査を行い、
もし悪玉菌が多く存在するようなら、

・ 歯磨きなどのセルフケア
・ 特殊な乳酸菌を使用したプロバイオティクス
・ 歯周内科などのアンチバイオティクス

などにより、歯周病菌を減少させ、その状態を維持させるべきであると
さくら歯科院長は考えています。

また、感染の窓の項で説明したとおり、早期に細菌(この場合歯周病菌)に感染すると、
それを非自己と認識できずに歯周病菌に対する免疫がうまく働かなくなる場合があります。マイナス1歳からの予防ページ先頭へ



4.歯並び・かみ合わせ異常の予防

歯並び 原因歯並び・かみ合わせが悪くなる原因は、以前は骨格の遺伝が
原因と思われていました。
しかし近年、実は軟組織の機能異常が歯並び・咬み合せを
悪化させることが多いことがわかってきました。
歯のはえている部分は顎骨と呼ばれる上下のあごの本体ではなく、
歯槽骨と呼ばれる部分です。
この歯槽骨の成長がが軟組織の影響を受けます。
(反対咬合(受け口)などは顎骨本体の問題の場合もあり、
 この場合は硬組織(骨)の遺伝が関係します。)

軟組織の問題とは、たとえば
・ 口で呼吸したり
・ 舌の位置が後下方に位置したり
・ 飲み込み時に舌が前に出る
などがあげられます。

唇や舌の正常な機能は、乳幼児期母乳を吸うことや離乳食を食べることで
確立されるべきものですが、近年早期に断乳したり離乳食の与え方が原因で
唇や舌の機能が異常であるお子様が増加しています。
その結果、歯並びやかみ合わせの悪いお子様が急増しています。

また、姿勢が良くないと、良いかみ合わせが得られません。
足の指が浮いていたり曲がっていると、姿勢が悪くなります。
足の指が曲がる理由は、二足歩行に早く移行しすぎた場合、
靴の形・大きさが良くないことなどです。

したがって、乳児の頃から歯並び異常の予防のために
様々な取り組みを行うことが重要です。

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5.お子様の予防に必要な、母親に行う処置


(1) PMTC

PMTC SPT歯科医院で特殊なブラシなどを使用して、
ご自身の歯磨きでは落とせない「バイオフィルム」と呼ばれる
細菌の塊をクリーニングすることを、
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)と言います。
プロが徹底的に歯の汚れを落とすことにより、
普段どうしても磨けない部分の細菌を取り除きます。
PMTCを行うことにより、お口の中にいた悪玉菌が大幅に減少し、
善玉菌主体の細菌に入れ替わります。
このことにより、母親(妊婦)のお口の健康を保つことが出来る
のみならず、お子様への細菌感染のリスクを減少できます。

悪玉菌は約3ヶ月で増加してきますので、3ヶ月に一度行うと良い
とされています。

特に妊娠中はお口の中に Prevotella intermedia と呼ばれる歯周病菌が
増殖しやすく、その結果歯肉炎を起こしたり歯周病を悪化させることが
わかっています。
したがって、妊娠中にPMTC受けられるの、母体のためにも極めて有効です。

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(2) 3DS

子供の虫歯予防・歯周病予防にとって重要なことの一つに、
母親・その他家族のお口の中の細菌数を極力減らす必要があることは、
先に述べたとおりです。
具体的には

・ 感染の窓と言われる時期に母親のお口の中の虫歯菌を抑制する
・ 家族全員の歯周病菌を常時出来るだけ少なくする

ことが必要になります。
3DS リテイナー但し、歯磨きだけではなかなか細菌数は減らせず、
歯科医院で行うクリーニング(PMTC)も一時的な効果しかありません。
特に虫歯菌は歯周病菌より短期間で細菌数が元に戻ってしまいます。
また、キシリトールによる虫歯菌抑制は、効果が出るまでに
数ヶ月のタイムラグがあります

3DSとは、PMTCを行った直後、
更に各個人の歯にあった『ドラッグリテイナー』(右写真)と呼ばれる物を使い、
その中に消毒効果のある材料を流し込んで上下の歯に装着して、
歯の表面から更に細菌を大幅に減少させる方法です。

この方法は速効性が有ります。
また、ドラッグリテイナーを家庭でも使用することにより、
細菌の少ない状態を持続することが出来ます。
3DSを保護者に行うことにより、お子様への虫歯菌・歯周病菌の
感染リスクを減らすことが可能と考えられます。

詳細は、3DSのページをご覧下さい。マイナス1歳からの予防ページ先頭へ


(3) プロバイオティクス

プロバイオティクスとは、体に良い作用を持つ微生物(乳酸菌など)や
それを含む製品のことをいいます。

お口の中の善玉菌に影響を与えず悪玉菌を抑える乳酸菌が何種類か商品化されていますが、
その中でも最も普及しているのがスウェーデンで開発された、
2種の特殊な乳酸菌を配合したサプリメントです。
スウェーデンでは特に乳児の夜泣きを防ぐ目的で使用されていましたが、
口腔内細菌の種類を改善する目的でも使用されています。

プロデンティスの ミュータンス菌抑制効果この乳酸菌の特徴は、

・ 抗菌物質を産生
・ もともとヒトの体内に存在
・ 腸内環境に悪影響を及ぼさず、病原菌と戦う
・ 副作用がない
・ 乳児・子供・成人に対する完璧な安全性

といった特徴を有しています。

前述したとおり、口腔内のみならず
乳児の夜泣きを抑える効果があり、
新生児を抱える家庭にとって、ありがたいサプリメントとなっています。
マイナス1歳からの予防をかねて、母子共々使用すると良いでしょう。
(乳児には専用の商品があります。詳しくはお問い合わせ下さい。)

これらの菌は、実験により虫歯菌や歯周病菌を抑制するという結果が得られています。
(上グラフは虫歯菌の抑制効果の研究報告)
虫歯菌(ミュータンス菌)の多い方が使用することにより、
マイナス1歳からの予防ページ先頭へ虫歯菌を減少させることができるのではないかと考えられています。