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歯周病 四日市 三重県 さくら歯科トップページ歯周病と歯周基本治療

目次

このページでは、歯周病の概要と歯周基本治療を中心に、
歯周病治療 四日市 三重県 認定医 専門医 菰野 鈴鹿 津 伊賀その他の治療を含めた歯周棒治療の流れについて説明します。

1.さくら歯科院長が歯周病治療に力を入れる理由
2.歯周病とはどんな病気?
3.歯周病の原因を除去するために、もっとも重要なことは?
4.四日市さくら歯科の歯周病治療バリエーション
5.歯周病治療の流れ
6.当院での治療例

歯周病のページは内容が多いので、目次を設置してあります。


1.さくら歯科院長が歯周病治療に力を入れる理由


歯周病は、成人の80%が罹患すると言われ、歯を失う原因の第一位です。抜歯の原因 歯周病 歯槽膿漏 鈴鹿 桑名 亀山 菰野 いなべ

歯科医院に来院される方のほとんどは、
『虫歯を治してください』
と言われます。

ところが、
『歯周病を治してください』
と言って来院される方は、少数派です。
(ただし、三重県四日市市のさくら歯科には、
歯周病治療を希望して来院される方が
多数おられます。)

これは、歯周病が手遅れに近い状態にならないと
明確な症状が出ないため、

『年寄りの病気』

と認識されていることが原因です。

従って、

歯周病は『沈黙の疾患』

とも呼ばれています。

しかし、
『いつまでも自分の歯で食べたい』
という患者様のご要望にお応えするためには、
どうしても歯周病に対するアプローチが不可欠となります。歯周病の治療

ところが、歯周病の治療は虫歯治療よりはるかに難しく、
また、患者様の自己努力が必要不可欠なため、
なかなか進行・再発を防げません。
普通に治療していては進行を止められない場合が多く、
『本当に歯周病を治そう』
と熱意を持って治療している歯科医師は、残念ながら少数派です。

しかし多くの患者様は、本当は自分の歯を長持ちさせたいから
歯科医院に来院されるのではないでしょうか。

四日市さくら歯科では、そのご要望に少しでも添えるよう、
「どうすればご自身の歯を守れるか」
について情報を提供し、
お口の健康を保つお手伝いをさせていただこうと、
努力しています。

その結果、さくら歯科は三重県四日市市の歯科医院ではありますが、
鈴鹿市、津市、桑名市、いなべ市、亀山市、菰野町、滋賀県、高知県などからも、
歯周病でお困りの方にご来院いただいております。
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2.歯周病とはどんな病気?

お口の中に存在するある種の細菌が、歯の周りの構造(歯周組織)を破壊してゆくことにより、
歯を支えることが出来なくなって、やがて抜けてしまう病気です。
日本では40歳以上の成人の80%以上がかかっていると言われています。

歯周病 進行

歯周病進行のイメージ映像(動画)はこちら (要 WindowMediaPlayer7 以上):あくまでイメージです。)

歯周病は『慢性の病気』です。慢性とは、長年にわたり、ゆっくりと進行する状態を言います。
慢性の病気は、多くの場合よっぽどひどくならない限り、症状がありません。

歯周病にかかっていることに気付くのは、殆どの場合重症か末期になってからです。
その場合、症状のある歯は助けることが出来ないか、助けることが出来たとしても、
多くの場合手術が必要です。
他の無症状の歯も、多くは歯周病がある程度進行しています。
そうなってから長持ちしやすい状態にするのは、長年歯周病の治療に真剣に取り組んできた、
治療経験の多い歯科医師でも大変です。

歯周病は、『年寄りの病気』ではありません。多くの方は、若い頃から徐々に進行しています。
従って、症状のない、若い頃から治療しておくことが重要です。


(1) 歯周病の主な症状

・ 歯ぐきが赤く腫れている。
・ 朝起きた時、口の中がネバネバする。
・ 歯を磨いた時、硬いものを食べた時に血が出る。
・ 歯ぐきがむずがゆい、又は痛い。
・ 口臭が気になる。
・ 硬い物が噛みにくい、又は噛むと痛い。
・ 歯がぐらぐらする。
・ 歯が長くなった。
・ 歯と歯の間の隙間が大きくなった。

これらの症状のうち、一つでも該当するものがあれば、歯周病が疑われます。
ただ、これらの症状がなくても、歯周病が始まっている場合も多いので、注意が必要です。
正確に診断するには、歯周病治療に熱心な歯科医院で検査を受ける必要があります。


(2) 歯周病の原因は?

歯周病は、歯に付着している『細菌バイオフィルム』によって惹き起こされます。
細菌バイオフィルムとは、簡単に言えば歯にこびりついた細菌の塊で、
歯磨きで完全に除去することはできません。
色が歯の色に近い白っぽい色をしているので、きたない細菌が歯に付着していることに、
なかなか気付きません。

歯周病の歯今、爪楊枝で歯の間の汚れを軽く取ってっみてください。
爪楊枝の先っぽには白いネバネバの汚れがついてきたはずです。
実はそれだけの量に、億単位の細菌が含まれています。

健康な人の歯と歯ぐきの境目の隙間には、約1000個程度の細菌が
生息しています。
ところが、歯周病となった歯と歯ぐきの境目の隙間には、
1000万個以上もの細菌が存在します。

一方、お口の中には約800種類もの細菌が生存可能です。
健康な人のお口場合、このうち約150種類が住みついていると
考えられています。
まだまだ未知の細菌が存在すると考えられています。

上記800種類の細菌の中の一部が、虫歯や歯周病の原因になります。
その中でも、

・ Porphyromonas gingivalis
・ Tannerella forsythia
・ Treponema denticola

が特に歯周病を悪化させる原因となる細菌といわれています。

また、『歯周病菌のP.g菌が、カンジダ菌と呼ばれる真菌(カビ)の影響により
歯の周囲の細胞への侵入が増強される』、との論文が奥羽大学の玉井准教授により
発表されました。
つまり、歯周病の進行に真菌が関与している可能性があることが示されました。
(この件に関しては、歯周病の内科治療に詳しく述べてあります。)

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(3)歯周病を悪化させる要因は?

歯周病の原因の除去は、通常は日本歯周病学会の策定したガイドラインに沿って
行われています。
また、一部の歯科医師はガイドラインに定められていない抗菌剤や抗真菌剤を
使用しています。

ところが、これらの方法で治療しても、歯周病が治るとは限りません。
特に重症の歯周病はその傾向が強く、他の歯科医院で治療したものの治らない、
と訴えて当院に来院される患者様が多数おられることからも、
通常の治療のみでは不十分であることがわかります。

重度歯周病を安定した状態に改善するには、ガイドラインに明記されていない
様々な歯周病悪化要因にも対応する必要があります。

(a)免疫力の低下

歯周病の原因は、上に述べたように細菌です。
ですから、お口の中の細菌を完全に駆逐し、無菌状態にできれば
理論上歯周病は起こりません。

ところが、残念ながらどんなに時間をかけて歯磨きしても、
或いは歯科医院に行ってクリーニングを受けても、
かなりの数の細菌がお口の中に残ります。

しかし、その人の免疫で対応できるだけの数に細菌を減らしさえすれば、
歯周病は発症しません。

免疫力は個人差が大変大きく、また、同じ人でも様々な要因で免疫力は低下します。
免疫力を左右する因子の例として、

免疫 歯周病・ ストレス
・ 食生活
・ 腸内環境
・ 口呼吸
・ 糖尿病
・ 体調

などがあげられます。

例えば、秋口に歯ぐきが腫れて来院される患者様が、多発します。
これは、夏バテで体が弱っているところに、
朝の急な冷え込みが重なり、
風邪気味になることにより免疫力が低下することが原因です。

このことから、免疫力が歯周病の発症・進行に大きく関わっていることが
おわかりいただけると思います。

免疫力低下に対する対応については、歯周病の内科治療のページをご覧ください。


(b)かみ合わせ

現在、かみ合わせが歯周病の原因ではないものの、
歯周病の進行速度を左右する因子であると、考えられています。

かみ合わせが悪いと歯に無理な力がかかります。
この無理な力は歯周病の進行速度を極端に早めます。

かみ合わせは、

・ 先天的な要因によるもの・・・遺伝
・ 後天的な要因によるもの・・・成長期の食生活・くせ(態癖)・歯科治療(矯正を含む)・生活習慣

などの影響を受けます。
ほとんどの歯が何ともないのに、かみ合わせの悪い歯だけが重症の歯周病になっている方は、
決して珍しくはありません。
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3.歯周病が全身疾患の原因になる

近年、歯周病菌が他の部位に移行したり血液中に入ること(菌血症)により、
他の病気の原因や誘因になることがわかってきました。
歯周病がある程度進行すると、歯磨きや食事を食べるだけでも大量に血管内に
進入します。
さくら歯科院長が学生の頃は、菌血症はあくまで一時的なものであり、
問題にならない、と習いました。
しかし近年では、侵入した歯周病菌は短時間に全身に移行し、
様々な部位で病気の原因となることが解明されつつあります。

この項では、歯周病が全身に及ぼす影響について解説します。

A.心臓病

心臓歯周病患者の心臓発作の確率は、健康な人の2.8倍も高い
という報告があります。
歯周病が進行すると、血管内に歯周病菌が侵入します。
一部の歯周病菌は血小板内に入り込むなどして免疫系から逃れ、
血管内壁に血栓の原因を作ります。
それが心臓の血管に詰まると心筋梗塞などの虚血性心疾患の原因となります。

B.脳卒中

歯周病患者とそうでない人に比例してリスクが3倍といわれています。
心臓疾患と同様、歯周病菌の血管内侵入が関与していると考えられています。

C.ガン

歯周病が全身に及ぼす影響歯周病歴のある男性医療専門家を対象にした長期研究で、
ガンになる可能性が全体的に14%高いとの結果が、
インペリアル・カレッジ・ロンドンのドミニク・ミショー博士らによって
報告されました。)

論文では
「喫煙その他のリスク要因を考慮した上でも、
 歯周病は肺や腎臓、すい臓、血液のガンのリスク増大と
 大きな関連性があった」
と結論づけています。

(a) 食道ガンと歯周病

お口の中に存在する細菌のなかには、発がん物質「アセトアルデヒド」
を作る菌も含まれています。
その影響を最も受けるのが、お口の中(口腔)と食道です。
お口の中の細菌によって産生されたアセトアルデヒドによって

・ 口腔癌(舌癌・歯肉癌など)
・ 食道癌

が起こる場合があります。

また、歯周病原因菌の一つT.d菌が食道粘膜に移行してそこに慢性の炎症を起こし、
それが癌化して食道癌となるという説もあります。

(b) 結腸癌と歯周病

結腸癌 三重県F.n菌と呼ばれる歯周病原因菌による感染が
結腸直腸がんの一因となる可能性があることが、
米ケース・ウェスタン・リザーブ大学歯科医学部歯周病学教授の
Yiping Han氏らの研究で示唆されました。

(c)膵臓癌と歯周病

2007年、歯周病患者は膵臓癌のリスクが2倍になる、という論文が発表されました。
詳細は、歯周病は膵癌リスクにのページをご覧下さい。

D.糖尿病

糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)値を下げるインスリンの分泌が低下し、
血液中のブドウ糖が多くなっている状態のことを言います。

歯周病の炎症がある歯周組織では、免疫反応により産生される
炎症性サイトカイン・TNF-αと言う物質が増加し、
脂肪細胞や骨格筋による等の取込みを阻害します。
そのため、血糖値を下げる働きをもつホルモンであるインスリンの働きが阻害され
(インスリン抵抗性)、その結果血糖値が上昇して糖尿病の症状が悪化することが
わかっています。

歯周病を治療すると、歯周炎に起因するTNF-α産生量が低下するため、
インスリン抵抗性が改善し血糖コントロールが好転すると言われています。

歯周病治療により『糖尿病が改善した』、と言う論文と
『改善しない』と言う論文が存在します。
改善した論文の多くは、歯周病専門医が治療した研究、
開演しなかった論文の多くは口腔外科医が治療した論文だそうです。
口腔外科医は歯周病治療は通常行っていないため、
歯周病専門医と同等の治療は不可能であることが、結果に現れていると
考えられます。

E.動脈硬化

生活習慣病に直結する動脈硬化症にも、歯周病菌が関係しています。
歯周病菌が動脈硬化部位に見つかることが、
カナダや北米の研究グループにより報告されています。
また、腹部動脈瘤の部位に、歯周病菌の1種である Treponema denticola という
スピロヘータが見つかったという報告もあります。

歯周病菌が作り出す内毒素:LPSは、血管に入り込んでその内壁に付着します。
内毒素は、好中球やマクロファージといった免疫細胞に取り込まれて
血液中を運ばれ、血管壁などで炎症性サイトカインの産生を促し、
そこに悪玉のLDLコレステロールが沈着して瘤を作ります。
瘤は次第に大きくなり、血流を阻害します。

歯周病菌が動脈硬化を悪化させることは、これまでも統計調査の結果から明らかでしたが、
新潟大歯学部の山崎和久教授(歯周病学)の研究グループにより、
歯周病菌が動脈硬化を悪化させることの因果関係が証明されました。

山崎教授らは実験用マウスに週2回、歯周病菌を投与し、
一定期間経過後に肝臓や血管の組織を調べました。
その結果、動脈硬化のリスクを減らす善玉コレステロールを生み出す遺伝子の
発現量が低下していたことがわかりました。
また、動脈硬化を起こしているマウスへ同様に菌の投与を約5カ月間行い、
動脈の内側を調べたところ、
菌を与えていないマウスでは病変の面積が6%であったのに対し、
投与したマウスでは45%という結果が得られました。

F.誤嚥性肺炎

口の中に多くの細菌が繁殖すると、当然ながら唾液中の細菌も激増します。
誤嚥性肺 三重県高齢者は嚥下機能が衰え、誤って気管に唾液などが入り込んでしまう(誤嚥)
ことが多くなります。

唾液中の細菌が多いと、誤嚥により細菌が気管支や肺に侵入し、
気管支炎や肺炎を引き起こします。

現在では、日本人の死因の第3位が肺炎になりました。
肺炎を減少させるための『口腔ケア』の重要性が、
歯科ばかりでなく医科に置いても重要視されるようになってきました。

その他、肺気腫・喘息などとの関連も報告されています 。

G.非アルコール性脂肪肝(NASH)

NASHとは、お酒を飲まないにもかかわらず脂肪が肝臓に蓄積することにより、
脂肪肝→慢性肝炎→肝硬変→肝臓癌へと進行していく病気です。

脂肪肝 歯周病 三重県 鈴鹿市一方、歯周病が進行すると、お口の中の細菌が血管内に侵入する
『菌血症』という状態になります。
歯周病菌は数時間から10時間程度生存し、肝臓に到達するとそこで
炎症が起こります。
このことが、NASHの病状悪化に関与している、ということが
近年の研究で明らかになってきました。

NASHの患者の唾液中にはP.g菌と呼ばれる歯周病菌の保菌率が健常者より多く、
5割の患者にP.g菌が存在することがわかっています。

もしお口の中に歯周病菌(特にP.g菌)が見つかったら、
お薬や3DSで除菌することをお勧めします。

H.リウマチ

関節リウマチは、日本では国民の1%程度が罹患している病気で、
自己免疫疾患の一種です。
患者の免疫システムに正常に働かなくなることにより起こります。

リウマチの患者は歯周病にかかっていることが多いので、
歯周病とリウマチの関連性が以前から指摘されてきました。
そして2013年9月に、関節リウマチのリスク因子としての歯周病菌の働きが
発表されました。

それによると、代表的な歯周病菌であるP.g菌に感染したマウスでは、
関節リウマチの発症率が高く、またその進行も早くなることがわかりました。

P.g菌が増えることにより、PADという酵素が作られるます。
PADはある種のタンパク質に作用して、免疫システムの正常な働きを妨げます。
その影響で関節リウマチが進行します。
P.g以外の歯周病菌ではPADは作り出されなかったそうです。

I.アルツハイマー

アルツハイマー 三重県名古屋市立大 大学院の道川誠教授らの研究チームにより、
歯周病が認知症の一種、アルツハイマー病を悪化させることが
マウスの実験で明らかにされました。
実験後にマウスの脳を調べると、歯周病菌に感染してからの約4カ月間で、
記憶をつかさどる海馬にアルツハイマー病の原因となるタンパク質が沈着し、
歯周病のマウスの方が面積で約2.5倍、量で約1.5倍に増加していました。

J.早産

中・重度の歯周病になっている妊婦は早産の危険が7.5倍も高いといわれています。
妊婦が歯周病の場合、お口の中の歯周病菌が増加し、
その結果血液中のサイトカインとよばれる物質が増加します。
それにより、子宮筋の収縮が促されると考えられています。

妊婦に対して歯周病治療を行うと、早産の発生率が有意に下がることが
報告されています。

K.肥満

歯周病が肥満を引き起こす可能性

歯周病と肥満歯周病菌が出す毒素をリポ多糖といいます。
リポ多糖をマウスの皮下に4週間連続して埋め込んだ結果、
肝臓に脂肪が沈着し、肥満へと結び付きました。

歯周病になると、歯周病菌から出たリポ多糖が、歯肉の炎症部分から
血液中に入り込んでいきます。
その結果、歯周病があると肥満に結び付くと言われています。

付) 肥満が歯周病を悪化させる可能性

肪組織でつくられるTNF-αという物質は、歯を支える骨(歯槽骨)を溶かし、
歯周病を発症、進行させる作用があります。
肥満の人は、脂肪組織が多いためにTNF-αがより多く産生されます。
その結果、歯を支える骨はより多く溶かされ、歯周病が発症・進行しやすくなる
と考えられています。

L.脳膿瘍

北九州市立医療センターで脳膿瘍から代表的歯周病菌であるP.g菌が検出された
との報告が、日本有病者歯科医療学会誌に報告されました。

M.Buerger病(バージャー病)

バージャー病は喫煙男性に多く見られる手足の動脈に起こる病気です。
血管が次第に詰まり、場合によっては足が腐ってしまうこともある恐ろしい病気です。
バージャー病の原因や悪化がお口の中の歯周病菌によるのではないか、
という研究報告があり、その関連性が示唆されています。


4.歯周病の原因を除去するために、もっとも重要なことは?


(1)基本は毎日の丁寧な歯磨き

歯周病を予防・治療するためには、細菌を極力少なくしなければ歯周病 歯磨き
なりません。
そのために最も重要なことは、毎日の歯磨きです。

ところが、皆様が自己流で時間をかけて磨いても、
必ずと言っていいほどたくさんの細菌が残ってしまいます。
歯周病の治療に熱心な歯医者では、必ず歯磨きの指導に
時間をかけます。
歯周病からご自身の歯を守りたい方は、
必ず歯科医院で歯磨き指導を受けましょう。

ただ、残念ながら多くの歯科医院で行われている程度の歯磨き指導では、
細菌の多くが取り切れずに残ってしまいます。

当院で実際指導を受けていただくと、歯に付着した細菌を除去するのは大変難しく、
しかも時間がかかることがおわかりいただけると思います。


(2)次に重要なプロフェッショナルクリーニング(PMTC)

SPTそのどうしても取れない汚れを、我々プロフェッショナルが除去する、
歯のクリーニングが必要になります。
(これは歯石を取るのではなく、歯の周りのやわらかい細菌を除去する
 処置です。)

歯のクリーニングは1〜3ヶ月に一度必要と言われています。
歯を守るために、定期的に歯科医院でクリーニングを受けましょう。

ただし、定期的に来院された際、
クリーニングだけ行っていても歯は守れません

他にも行わなければならない重要な事項が複数あります。
具体的内容については、御来院時に御説明致します。

定期的なプロフェッショナルケアは、スウェーデンのアクセルソン先生が、
30年以上前に始められました。
この先生の行われた方法が、実際に好成績をあげた正しい方法と考えられています。

アクセルソン先生は、プロフェッショナルケアの際、

『どこが磨けていないかを必ず指導することが専門家による清掃と同じくらい重要である』

ことを、常に力説しておられます。

ところが日本では、歯をぴかぴかにし、着色を取ることが重要と誤解され、
その誤った考え方が広まりつつあることが危惧されています。

実際、当院には
『他院にて定期的にクリーニングを受けているにもかかわらず、ちっともよくならない』、
『どんどん症状が悪化している気がする』
と来院される方が数多くおられます。

(クリーニングを受ける際の注意点は、こちらをご覧下さい。)
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5.四日市さくら歯科の歯周病治療バリエーション

歯周病治療には様々な考え方があり、
どれか一つを行えば全てが解決する、と言うことはありません。
従って、治療する歯科医師の考え方により、治療法は大きく変わる場合があります。

さくら歯科院長は、歯周病治療における各分野の著名な先生の考え方を取り入れ、
それらを患者様の症状・生活様式・ご要望に応じて選択し、適材適所の治療を行っています。

当院で行っている歯周病治療は、下記の4つに大別できます。


(1)非外科的療法(手術をしない方法)

歯周病 手術をしない 治療・ 手術を行う必要がない軽症の場合、
・ 手術が必要な中等度以上の歯周病であるが、手術がイヤな方
・ 手術が必要な中等度以上の歯周病であるが、手術を希望されても
 全身状態等の理由により不可能な方

に行います。


(a) 歯周病の内科治療(薬を併用する方法)

特殊な抗生物質などを使用し、歯周病の症状を劇的に改善しようとする方法です。
『治癒』ではなく、『病状の長期安定』を目指す治療です。
面倒なことはイヤだが、なるべく歯を長持ちさせたい、という方に最適です。
喫煙者や若い方の場合、効果が不十分であったり、長続きしない場合があります。

FMD法3DSと呼ばれる方法と併用すると、より高い効果が期待できます。


(b) 一般的な治療法(保険診療)

歯周基本治療、簡単な手術、安定期治療(継続治療)などを行います。
歯磨きや歯石取りなど、昔から行われている方法です。
時間をかけた歯磨きが治療の最重要ポイントとなります。
『治癒』ではなく、『病状安定』を目指す治療です。

全て保険で治療が可能ですので、治療費を極力安くしたい方に最適です。


(c) 3DS (Dental Drug Delivery System)

3DSについてはこちらをご覧下さい。


(d) 最新の口腔内科(プロバイオティクスの応用:生物的プラークコントロール)

乳酸菌 プロバイオティクス近年、「菌により菌を制す」という、プロバイオティクスと呼ばれる
考え方の研究が進んできています。

例えば、 Lactobacillus salivarius TI 2711 (乳酸菌LS1) は、
歯と歯ぐきの隙間の細菌中へと移行し、P. gingivalisと呼ばれる
歯周病菌をを減少させるとともに、歯周病の臨床症状を改善する
傾向が認められた、との報告があります。
(虫歯菌にも有効との報告もあります。)

ただ、その効果は限定的でした。

一方、最近別の乳酸菌により、虫歯菌や歯周病菌を減少させる
ことができた、というデータを元に開発されたサプリメントが、
日本でも発売されました。(右グラフ)

市販の洗口剤などに含まれる殺菌剤は悪玉菌にあまり効果がなく、
むしろ善玉菌を多く殺してしまう傾向が強いのに対し、
この方法は、主に悪玉菌を減少させる目的で使用されます。

単独では効果が充分ではありませんが、他の方法と組み合わせると
効果的です。

当院では、 

・「薬を使いたくない」
・「薬を使用した後で、更にお口の中の細菌の状態を改善したい」
・「歯石取りの効果を高めたい」
・「歯磨きだけでは不安なので、サプリメントの助けを借りたい」

という方などに使用します。

詳しくは、ご来院時にご説明致します。
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(2)歯周外科(手術を行う方法) 

手術により、骨の形を整えたり、歯周組織(歯ぐきや歯を支える骨)を再生する方法です。
中等度以上の歯周病に対して行います。
『治癒』=『進行停止』を目指す治療です。

 とにかく極限まで自分の歯を長く使用したい、という方に最適です。
 (当院で行う手術は、通常痛くありません。) 

なお、保険治療における手術は『病状安定』をめざすもので、
『治癒』をめざす治療とは言えません。
治療成績の良い『治癒』をめざす手術法は、保険外診療となります。


(3)歯周内科と歯周外科併用法

歯周外科を行う前に、骨の再生などの手術成績を向上させる目的で、
歯周内科治療を行う方法です。
歯周病の超悪玉菌がお口の中に存在する場合に、最も良い結果が得られます。

詳細については、後述します。


(4)分子栄養学的対応

歯周外科や歯周内科を行っても結果の好ましくない場合があります。
そういう方や、手術を回避したい方の治療成績を向上する目的で、
分子栄養学的対応を行います。

分子栄養学とは物理学者である三石氏が提唱した考え方です。
受け入れ側の身体を分子レベルで考え、各栄養素の役割を最大限に把握し、
個人個人の身体の状況に応じ必要な栄養素を検査で明らかにし、
必要な栄養素を吸収させることにより、病気を予防することを目的としています

分子栄養学では、

・ 高タンパク
・ 高ビタミン
・ 活性酸素の除去

を重視することにより、遺伝子をフルに活動させるための栄養素を補充します。
この方法は血液検査を含む、多くの検査を必要とします。
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歯周病の基本治療

歯周病には様々な治療法がありますが、
歯周病の進行程度に関係なく、最初に行われるべき治療を歯周基本治療といいます。

以下に、歯周基本治療を中心とした、歯周病治療の流れについて説明します。



6.歯周病治療の流れ

歯周病の簡単な検査で歯周病であることが判明した方は、
概ね下図の順で治療を進めてゆきます。

歯周病治療は、歯科医師と歯科衛生士や管理栄養士が協働して行います。

さくら歯科歯周病治療の流れ

レントゲン検査歯と歯ぐきの写真撮影

歯周病の検査

位相差顕微鏡検査

唾液検査/虫歯菌検査
歯周病細菌検査


歯周病治療に必須 歯磨き指導



歯周病の精密な検査

歯周病治療の流れ 治療方針の説明

歯肉縁下歯石の除去

歯周病菌の除菌



歯周病の精密な検査(再評価検査)
歯周病の手術
インプラントや入れ歯

ナイトガード
SPT/メインテナンス/予防

歯周病治療は、歯列矯正やインプラント・入れ歯(義歯)も必要になる
場合があります。

歯周病以外の治療を含めた診療の流れについては
さくら歯科・治療の流れ図もご覧下さい。

以下に治療の詳細について説明します。


(1)各種検査


a) レントゲン検査

歯周病は、直接見ることが出来ない骨が吸収してなくなることにより、
歯を失う病気です。
従って、骨を視覚的に観察することの出来る、レントゲン検査が必須です。

一般的に初診時には、パノラマと呼ばれる断層撮影法が用いられますが、
歯周病の治療を目的とする場合、デンタルと呼ばれる小さなフィルムを用いて、
お口全体を撮影します。


(a) パノラマX線撮影(オルソパントモグラフィ)
歯周病検査 オルソパントモ

お口の中だけではなく、下あごの骨全体と、
頭部の下半分程度まで幅広く撮影できる、断層撮影です。
お口の中以外の情報も得られるので、初診の方に多く
用いられます。

ただ、断層撮影は画像がぼんやりしており、細かい異常が発見しにくいのが
欠点です。
従って、歯周病の治療を厳密に、徹底的な治療を行う場合には適していません。


(b) デンタル10〜18枚法
デンタル14枚法 歯周病検査

デンタルフィルムと呼ばれる小さなフィルムを10〜18枚用いて、
お口全体を撮影する方法です。

多くの場合12枚撮影しますが、歯の大きさや親知らずの有無により
数枚追加して撮影します。

逆に、より正確な診断のため、18枚程度のフィルムを使用して撮影することもあります。

さくら歯科は、平成26年5月よりメディカルトリートメントモデルの考え方に基づき、
多くの初診患者様のこの方法でレントゲン撮影を行っています。
特に、 歯周病の治療を目的として来院された方や、
歯周病治療が目的でなくても歯周病が中等度以上に進行した方に対して
この方法での撮影を行います。


b) 口腔内カラー写真

歯周病検査 口腔内写真お口の中の写真を5〜12枚撮影します。
歯周病治療に於いて、歯ぐきの変化は治療の効果を
ご理解戴くために、もっとも重要な所見です。

治療の効果をご自身にわかりやすく確認して戴くため、
初診時、検査時等にお口の中の写真を撮影します。
他に、歯の形、色、歯並び、その他病変の記録としても
役立ちます。
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c) 歯周病の検査(簡単な検査または精密な検査)

歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の隙間)の深さ、歯の動揺(ゆれ)などを
測定します。
精密な検査を行う場合、保険診療で指定されない項目も、
(サービスで)検査する場合があります。


d) 唾液の検査

唾液の性質や、その中に存在する虫歯や歯周病の原因となる細菌・真菌(カビ)を
検査します。
詳しくは、唾液検査のページをご覧下さい。


e) 歯周病関連菌検査

歯周病原因菌の中でも悪玉度の高い(簡単に言えば毒性の強い)下記細菌の
一部について、個々の患者様にどれくらいの割合で存在するかを
調べる検査です。歯周病菌 検査 三重県

・ Aggregatibacter actinomycetemcomitans
・ Porphyromonas gingivalis
・ Tannerella forsythia
・ Treponema denticola
・ Fusobacterium nucleatum
・ Prevotella intermedia

当院では、

・ 信頼性の高いゲノム解析により、特定の細菌の数を調べることが
  出来る方法(PCR法)
・ 信頼性の高いPCR法と同時に、P.g菌の遺伝子型を検査する方法(追加オプション)
・ 院内で検査できる簡易的な検査

の3種を適宜使い分けています。
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f) 位相差顕微鏡の検査

歯にへばりついている歯垢(細菌の塊)を採取し、位相差顕微鏡で観察します。
この検査により、お口の中には膨大な細菌が活発に活動していることが、
お解りいただける利点があります。
しかし残念ながら、顕微鏡の検査では歯周病や虫歯の細菌が実際に存在するか
否か、また、存在する場合その割合はどれくらいか、については確定することが
出来ません。位相差顕微鏡の検査

ただ、細菌の大まかな種類や活動の度合いはある程度
分かりますので、活発な細菌の活動が認められた場合は、
上記歯周病関連菌検査や虫歯菌検査を行う必要があります。
それにより、本当に歯周病や虫歯の細菌が存在するか、
また、存在する場合どの細菌がどれくらいの割合で存在
するかを正確に調べることが可能です。

また、この検査は当院では無料で行っておりますので、
継続的ご来院時に顕微鏡で観察することにより、
手軽に細菌の活動状況の推移をご理解戴くのに役立ちます。

但し、細菌を採取した場所、顕微鏡で観察する際にプレパラート(細菌を
スライドグラスに乗せた標本)上のどこを見るかにより、観察できる細菌の
種類がまちまちで、しかも細菌の活動状況は大きく変動します。
よって信頼性に乏しく正確な診断とは言えません。

また、顕微鏡で見える細菌がどのような種類のものか、
本当のところは細菌学の専門家でもわからないそうです。
あくまで傾向をつかむ程度の検査、とお考えください。

当院では位相差顕微鏡による結果はあくまで参考程度にとどめ、治療の効果を
わかりやすく患者様に説明するための手軽な手段として、有効利用しています。


g) 唾液の潜血検査

免疫学的に唾液のヘモグロビンを検出する方法です。
これにより唾液中に混入している微量な潜血の有無を検出し、
歯周病に見られる出血を簡単・迅速に調べることが出来ます。


h) 口臭検査

口臭検査 鈴鹿歯周病治療を希望して来院される患者様のなかに、
実は、口臭を気にしておられ、その改善が本当の目的の方も多いようです。
その様な方のために、当院では非常に精度の高い口臭測定器、
オーラルクロマ』による三大口臭原因物質の測定も行う場合があります。

詳しくは、口臭治療のページをご覧下さい。
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(2)歯磨きの指導  <歯周病治療の基本・大原則>

a) 歯磨きの目的

歯周病 歯磨き指導a)-1 歯を磨くことは、命を磨くこと

『歯を磨くことは命を磨くこと』

ちょっと大げさなのでは、と思われるかもしれません。

a)-2 歯周病の治療の大原則

歯周病の治療は正しい時間をかけた歯磨きなくしては
成り立ちません。

歯磨きは、
歯の周りにこびりついた歯垢と呼ばれる細菌のを
除去するため
に行います。

決して『食べかす』を除去するためではありません。


b) 歯ぐきのマッサージは不要

また、歯ブラシで歯ぐきのマッサージを行う必要はありません

未だに『歯ブラシで歯ぐきのマッサージを行いましょう』と言われる先生もおられますが、
歯周病の治療に真剣に取り組んでいる先生であれば、その様なことは言われません。
考えてもみて下さい。顔や体をマッサージするとき、硬いブラシを使いますか?
ましてや、お口の中の粘膜と呼ばれる部分は、皮膚より柔らかく傷つきやすいのです。
当然ブラシでこすれば強いダメージを受けてしまいます。

ただし、指でマッサージすることは、場合によってはプラスとなることがあります。


c) 歯ブラシの形について

最近、大規模量販店やホームセンターには、大変多くの種類の歯ブラシが
販売されています。

しかし、その多くは歯周病や虫歯の予防にとって好ましい形状ではありません。
市販されているものは、『歯のため』であることは二の次で、
『売れること』が目的となっています。

歯ブラシ 鈴鹿 歯磨き売るためには、何か目立つ特徴がなければなりません。

そのためには、

・山切りカット
・毛先が丸い
・毛先が細い
・柄が曲がる
・毛が素直な形に並んでいない

など、きれいに磨くのに不適切な特徴ばかりが、付与されています。
(東急ハンズなど一部の量販店では、良い歯ブラシも販売されています。)

一方、歯科医院に売っている歯ブラシは、殆どが
『素直な形で、毛先がコンパクト』です。
一部例外もありますが、歯周病治療に真面目に取り組んでいる歯科医師であれば、
素直な形状のものを選択します。

特に最近、毛先が細い歯ブラシが流行しています。
『毛先が細いので歯周ポケットの中まで毛が入る』
のがうたい文句ですが、
歯磨きに詳しい歯科医師の多くはこの考え方を否定しています。

歯磨き指導の分野で第一人者の一人、今村先生は、

『毛先を歯周ポケットの中に入れる必要性などない、と断言できる!』

と仰っていました。
逆に、そのような磨き方をすることにより、歯ぐきを痛めつけてしまいます。

歯ぐきの上に見えている細菌を取り除いただけで、
歯ぐきの下に隠れている細菌の質が改善し、歯周病は改善します。

歯科治療に関するマスコミからの情報は、治療に真面目に取り組んでいる歯科医師にとって、
首をひねりたくなるものばかりです。

当院では、本当に正しい情報を皆様にお伝えするよう、常に心がけています。
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d) 歯磨きで脳を活性化

歯磨き 脳が活性化ところで、花王の研究によると、
疲れたあとに歯磨きをすると、脳が活性化し、
気分がリフレッシュする

との結果が得られたそうです。

歯磨きと脳の活性化についてのページはこちら


e) 歯磨きで食道ガン・お口のガン予防

お口の中には、様々な細菌が存在します。
それらの中には、発がん物質「アセトアルデヒド」を作る菌も含まれており、
殆どの人のお口の中に存在します。歯磨き 癌予防 ガン予防 歯科

その影響を最も受けるのが、お口の中(口腔)と食道です。
お口の中の細菌によって産生されたアセトアルデヒドによって、

・ 口腔癌(舌癌・歯肉癌など)
・ 食道癌

が起こる場合があります。

お口の中のガンは、治療により食事や顔貌に多大な影響を及ぼします。
食道癌は発見しにくく、転移も早いやっかいなガンです。

これらのガンを予防するのためには、アセトアルデヒドを産生する細菌を
減らさなければなりません。
その細菌を効果的に減らす方法として、歯磨きが有効である、と考えられています。
歯磨きで、お口の中の発癌物質を減らしましょう!


f) 歯磨きなどの口腔ケアで、インフルエンザ予防

口腔ケア インフルエンザ 予防インフルエンザウィルスが体中に入って増殖し、
インフルエンザを発症するためには、
まず気道の粘膜を通過しなければなりません。
しかし、粘膜にはタンパク質の覆いのようなものがあり、
ウィルスが簡単にくっつかないようになっています。

ところが、歯垢、歯石、舌苔(ぜったい)などから発生する
酵素(プロテアーゼ)がそのタンパク質を破壊してしまい、
ウイルスが侵入しやすい状態をつくると、そこで増殖します。
ある大学の研究によると、口腔ケアにより口の中の細菌を減らしたところ、
プロテアーゼ量の減少することがわかりました。
その結果、インフルエンザの発症が抑えられるのです。

つまり、正しい歯磨きで歯と歯ぐきの間の歯垢を除去し、舌をやさしくお掃除し、
歯科医院で歯石などを除去することが、インフルエンザの予防につながるといえます。

インフルエンザ予防には、「手洗い、うがい」「マスク」とともに「口腔ケア」も
重要であることがわかってきたのです。

皆さんも、歯磨きを丁寧に行って、インフルエンザの予防をしましょう!
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g) さくら歯科での歯磨き指導

当院では歯磨きの正しい技術を習得して戴くために、
歯科衛生士 歯磨き指導患者様のライフスタイル・ご要望に応じ、
1回15分〜1時間かけて数回に渡り、歯磨き法を指導しています。

細かい内容については御来院された際に御説明致しますが、
重要なポイントは以下の通りです

・ 必ず鏡を見ながら磨く
・ 力を入れすぎないこと
・ 時間をかけること

歯磨きには、下の写真のような器具を使用します。
写真をクリックすると、使い方のページに移動します。

通常の歯ブラシだけで磨く方法もありますが、難易度が高くお勧めできません。

左上:歯ブラシ(小さめの素直な形のもの)
左下:インタースペースブラシ・・・類似品としてワンタフトブラシ
右上:歯間ブラシ (使用法(動画)はこちら (要 WindowMediaPlayer7 以上))
右下:デンタルフロス (使用法(動画)はこちら (要 WindowMediaPlayer7 以上))

歯ブラシの使い方は、ここをクリック歯間ブラシの使い方は、ここをクリックインタースペースブラシデンタルフロスの使い方は、ここをクリック

なお、電動歯ブラシは多くの場合お勧め出来ません。
何故なら、多くの電動歯ブラシは、歯周病の原因になる細菌の蓄積しやすい場所に
届かないからです。

なお、現在一部の製品に、今までの電動歯ブラシの欠点を補うものが登場してきました。
有用な電動歯ブラシに関する情報を、さくら歯科では必要な場合に御説明しています。
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(3)食育指導

食育 歯周病 指導 桑名市 鈴鹿市 亀山市健康な食生活を営むために食事に関する知識と
食を選択する能力を身につける人間を育てることを
食育”といいます。

当院には進行した歯周病患者様が多数来院されますが、
若い人を中心に食生活に多くの問題を抱えた方の割合が
高いようです。

三重県四日市市のさくら歯科では、
進行した歯周病患者様に対しては、
高精度体成分分析装置を使用した上で改善点を指導する、
本格的な食育指導を行います。
(詳細は歯周病内科治療のページ参照))歯周病治療 三重県四日市市 TOP



(4)分子栄養学的対応 ・・・ 免疫力をアップさせる

免疫力は

栄養指導・ ストレス
・ 食生活
・ 腸内環境
・ 口呼吸
・ 体調

など、様々な要因によって影響を受けます。

ストレスは、歯科医院での根本的解決は難しい側面がありますが、
四日市さくら歯科では出来るだけお話を伺ことにより、
ストレスを少しでも軽減して戴ければ、と考えています。

食生活については、歯周病内科治療のページをご覧ください。

腸内環境は、免疫力に最も影響を与える因子の一つです。
四日市さくら歯科では分子栄養学的血液検査(一般的な検査とは項目が異なります)を行い、
患者様に不足している栄養素を調べます。

そこで、場合によっては便検査なども行って腸内細菌叢などを調査し、
腸内環境の向上により免疫力アップを図る試みも行うことがあります。

口呼吸も免疫に影響を与えます。
四日市さくら歯科では、鼻呼吸を行うための訓練について指導しています。
因みに、口呼吸はお口の中を乾燥させ、このことも歯周病悪化の要因になります。
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(5)生活習慣の指導

生活習慣は、歯周病の進行に大き影響を及ぼす場合があります。
特に影響が大きいのが喫煙です。
仕事の姿勢や癖も、影響を及ぼす場合があります。


a)禁煙指導

喫煙は、細菌を退治する能力が落ちるなど、歯周病にとって大敵です。
ある歯周病治療で有名な歯科医師は、歯周病 禁煙指導

歯周病治療は、禁煙指導から

と言っておられます。

たばこを吸っていると、通常は歯周病が進行しにくい、
上の前歯の裏側の歯周病がひどくなる傾向があります。
これは、たばこの煙が最も高い濃度で接触することが、
その原因と考えられます。

残念ながら、どんなに歯磨きを頑張っても、歯科医院に根気よく通っても、
いかなる手術を受けても、喫煙をやめない限り、歯周病の進行を
完全に止めることはできません。
また、喫煙者は手術内容が限定されるので、更に条件が不利になります。

歯科医院では、現在本格的な禁煙外来はできませんが、
簡単なアドバイス等は行うことが可能です。

当院にご来院戴いた患者様の中にも、禁煙を成功させ、
おかげで長期的に安定した状態を維持している患者様が、
何人もおられます。


b)態癖指導

学会で興味深い発表がありました。
メタボ防止のため、電車通勤をやめ、自転車で通い始めた
中年男性の症例でした。
その後奥歯の調子が悪くなり、治療を受けても
あまり良くならなかったそうです。歯周病 生活習慣 三重県 四日市市

スポーツタイプの自転車に乗っていたので、
通勤時は上を向いた状態になります。
主治医の先生は、上を向くと奥歯に負担がかかり、
それが関係しているのではないか、と考え、
徒歩通勤に変えてもらったそうです。
すると、今まで悩まされていた奥歯の炎症も
落ち着いたそうです。

歯周病の原因は、あくまで細菌です。
しかし、このように様々な要因によって影響を受ける、
大変複雑な病気です。

頬杖などの外力によって、歯は簡単に影響を受けます。
それが歯周病治療の妨げ、歯周病進行の一因となっている場合が
少なくありません。

当院では、この点についても詳しく調査し、指導しています。
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(6)咬合調整

無理な力のかかった歯は歯周病が進行しやすく、治りにくくなります。

咬合調整とは、噛んだとき(かちかち噛んだときや、歯ぎしりをしたとき)に
無理な力のかかる歯のかみ合わせを、歯を少しずつ削ることにより
なるべく無理な力がかからないように調整することをいいます。


(7)循環障害に対する対応

血液の流れが悪いと、歯周病は治りにくくなります。
具体的どのような場合に問題があり、どうすれば良いかについては、
ご来院時にご説明致します。


(8)簡単な歯石除去

歯石は、口の中の細菌の死骸などに、唾液や血液中のカルシウムがこびりついた
ものです。
歯石は歯と歯ぐきの境目付近と、歯ぐきの下の見えない部分に付きます。

この段階では、歯磨きをする際に邪魔になる、歯ぐきの上についている歯石のみを
除去します。
歯石除去の動画はこちら (要 WindowMediaPlayer7 以上))

(歯科医院に『歯石を取ってください』といって受診した場合、
 歯ぐきの上の歯石のみを取るだけで、歯ぐきの下の見えない部分についている
 歯石は取っていない場合があります。)


(9)精密な歯周病の検査

当院で正確な診断、良好な状態を長期間維持できる状態にするため、
通常よりはるかに歯周病の治療について説明致します多くの項目について、検査しています。

30分(軽症)〜1時間半前後(重症)かかります。


(10)歯ぐきの下にの見えない部分についている歯石の除去

通常、麻酔をしてキュレット型スケーラーという器具で、全体を何回かに分けて歯石を取りますが、
この方法には決定的な欠点(歯の重要な部分が除去されてしまう)があります。
当院では歯ぐきの下に付いている歯石を取る専用の器械を用いて除去しています。
これにより、歯石を除去することによる傷害を最小限にとどめます。

歯石を取る器具  ワンポイントアドバイス

 歯石を何度も繰り返して取っても、
 それだけでは歯周病は治りません。
 それどころか、歯周病はどんどん
 進んでしまう場合すらあります。

 左の写真は、歯石を取るための
 器具の一部です。

 写真をクリックすると、
 どのように歯石を取るか、
 動画をご覧いただけます。
 (要 WindowMediaPlayer7 以上)

歯石を取った後の治りをよくする目的で、特殊な乳酸菌のサプリメントを使用すると、
歯周組織の治りが良くなる、と言うデータがあります。
詳しくは、このページ上部の口腔内科の項目サプリメント外来のページを参考にしてください。


【コラム】歯周病菌に対する対応:歯周内科

歯周病関連細菌が多く検出された方には、歯ぐきに隠れて見えない部分の歯石取りの
直前、直後に、薬による除菌処置を行う場合があります。
これを歯周内科と呼びます。

歯周病菌の検査を行わずに抗生物質を投与するのは、
耐性菌(薬が効かない細菌)発現につながり、好ましくありません。
にもかかわらず、むやみやたらと薬を使用する歯科医院が
一時増加傾向にありました。歯周病 薬で治る

歯周病細菌検査を行わずに薬を使う方法は、
歯周病の学会(日本歯周病学会・日本臨床歯周病学会)では
推奨していません。
薬を使うことを推奨している、国際歯周内科学研究会に於いても、
当初は位相差顕微鏡の検査だけで投薬を行っておりましたが、
近年は当院で以前から行っていたPCR法の検査を行って、
歯周病原因菌の存在を確認してから投薬を行うことを推奨するように
なりました。

歯周内科についての詳細は歯周病の内科治療のページをご覧下さい。歯周病治療 三重県四日市市 TOP


(11)精密な歯周病の検査(再評価検査)

歯磨きを正しく行ったり歯ぐきの中に隠れている歯石を取ると、
多くの場合歯周病が改善します。
どの程度改善したかを調べるため、もう一度歯周病の精密な検査をおこないます。

この時点で大幅に検査データが改善することもあれば、あまり変わらないこともあります。


(12)治療方針について説明

(4)の検査結果に基き、30分〜2時間程度かけて歯周病についての詳細、
治療方針について詳しく説明します。(希望者のみ)

面倒な説明は必要ないからお任せします、と言われる方には、
説明は省略します。
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(13)歯周病の手術

再評価検査の結果が思わしくない場合は、手術を行う場合があります。

(14)光殺菌療法(aPDT)

強い光と色素(光感受性ジェル)を使用し、細菌を選択的に死滅・減少させる、
歯科では新しい方法です。

この方法は光力学療法(PDT:Photo Dynamic Therapy)とよばれ、
医科では既に1990年ごろから早期がんに対して使用されてきました。

歯科では欧米を中心に、数年前から体に優しい安全な治療法として普及しつつあります。

光殺菌療法の詳細は、こちらをご覧ください。


(15)歯の矯正など

もともと歯並び、かみ合わせの悪い方は、歯周病になりやすいので、
場合によっては歯並びを治す 『矯正治療』 が必要になります。

詳しくは、歯周病の外科治療・歯周補綴のページをご覧下さい。


(16)歯周補綴(補綴処置)

歯周補綴手術が必要であるか否かに関わらず、もともと噛み合わせの
悪い方は、その改善無しでは長期的に予後の良い状態を保つことが
難しい場合があります。
この場合、歯を削り冠を入れるなどして、かみ合わせを改善する必要が
あります。
当院はなるべきく歯を削らない方針で治療しておりますが、
時には削った方が歯は長持ちしますので、臨機応変に対応しています。

詳細については、歯周病の外科治療・歯周補綴のページをご覧下さい。

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(17)ナイトガードの装着

成人の方はかなり高い確率で歯ぎしりをしています。
ただ、歯ぎしりを本人が自覚できることは殆どありません。
又、周囲の方にわかる様な音を出して行っているとも限りません。
従って自分は歯ぎしりはしていない、と思っていている方でも
実は多くの方が頻度の差こそあれ行っている場合が多いと思ってください。

歯ぎしりは歯周病の進行の促進や、再発の重要な要因となることがわかってきています。
従って当院では治療が一通り終了した段階で、大半の方にナイトガードの作製を行っております。

ナイトガードは通常上の歯全体を覆う形で装着するもので、
冠などのかぶせた物を長持ちさせたり、
歯周病の進行が速くなるのを抑制したり、
歯の破折を防止するのに役立ちます。

歯ぎしり・くいしばりが顕著でない方には、自己暗示療法で対応する場合があります。
自己暗示療法については、ご来院時にご説明致します。


(18)最終検査(再評価検査)

治療が終了した段階で、歯周ポケットの深さやレントゲン検査を行い、
今後の維持管理をしていく上での基準として参考にします。


(19)再発防止処置(メインテナンス)又は継続治療(SPT)

歯周病の定期検診 メインテナンス SPT

1〜6ヶ月に1回の頻度で(通常は3ヶ月に1回)で、
再発予防処置や継続治療を行います。

ご本人がどんなに頑張っても汚れ(歯垢)の取りきれない
部分がたくさんあります。
そこをそのままにしておくと、約3ヶ月で歯周病の原因と
なる細菌の増えやすい環境となり、再発が起こる事が
わかってきました。
従って、専門家による予防処置が必要であるというのが、
現在の定説となっています。

予防先進国の北欧では、専門家による徹底的な予防処置や
継続治療が必要であるとの研究データが、20年以上前に
報告されています。

再発予防処置は、軽症の方や、重症でも手術を行い、歯周病が治った
患者様に対して行います。
継続治療(SPT)は、中等度以上で手術を行わず、歯周病が残っている
(但し病状は安定している)患者様に対して行います。

予防処置・継続治療では、

PMTCと呼ばれる専門家による歯の徹底清掃、
3DSと呼ばれる除菌処置

などを行います。歯周病は細菌感染症

歯周病は歯周病菌による感染症です。
と言うことは、家族間でも細菌を移し合ってしまうことが
あります。

従って、家族揃って定期的に歯科医院に通っていただき、
家族全体で歯周病菌をお口の中から減少させることが、
望ましいと言われています。

歯周病や虫歯を予防したい方は、
家族揃って歯科医院で定期的な管理を受けられことをお勧め致します。
さらに、定期的なご来院により、ガンの早期発見にもつながります。
ガンの早期発見についてのページはこちら
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(20)その他

上記以外の処置や指導を行う場合もあります。
それらは必要のある方にのみ説明させていただいております。


(20)治療の流れについて、最後に・・・

歯周病の治療は大変難しく、
非常に細かいところまでこだわって治療しないと、歯周病治療 亀山市 桑名市 三重県
長期的な維持安定は得られません。

ある著名な先生は、

『歯周病治療に取り組んでみると、簡単な相手ではない』

と言っておられました。私も正にそのお通りだと思います。

歯磨きの指導なしで月に一度簡単なクリーニングをしたところで、
歯周病の進行は止められません

残念ながら、長期間進行を抑制する様な治療を行っている歯科医院を、
皆様の周囲の歯科医院から探すのは困難です。
一般的な治療法を行っている歯科医院は増えつつありますが、
不十分な治療しか行っていない場合が多く、注意が必要です。

ただ、どのような治療を受けても軽症の方は場合によっては20年以上、
重症の方でも5年以上経過しないと、患者様ご自身ではその違いが
わからない(自覚できない)場合が多く、治療する側にとって如何にそれを
ご理解頂くかが、難しいところです。
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【コラム】 口臭原因物質と歯周病の関係

歯周病を起こす細菌は、VSC(揮発性硫黄化合物)と呼ばれる強いにおいを発する物質を
産生します。
これが口臭の原因となります。歯周病 口臭

代表的なVSCは、

(1) 硫化水素
(2) メチルメルカプタン
(3) ジメチルサルファイド

で、何れも口臭の主要な原因物質と言われています。
(詳細は口臭外来のページ参照)

通常、これら3種のVSC濃度は (1)>(2)>(3) の順に大きいのですが、
歯周病患者では 『メチルメルカプタン』 がしばしば多く検出されます。
つまり、メチルメルカプタンが硫化水素より多く検出されるのが、
歯周病患者の口臭の特徴と言えます。

メチルメルカプタンは「毒物および劇物取締法」などの法律で毒物に指定されており、
その毒性は青酸ガスに匹敵、あるいはそれ以上といわれています。

また、近年メチルメルカプタンが、上皮細胞などに悪影響を及ぼすことにより、
歯周組織に悪影響をもたらし、歯周病を悪化させる因子となっている可能性が高い、
との説が有力になってきています。

よって、口臭を抑制することにより歯周病を改善させよう、という試みも行われています。
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【コラム】パーフェクトペリオについて

以前テレビにて『パーフェクトペリオ』という商品名の次亜塩素酸(HClO)を使用した歯周病治療が
放映され、話題になりました。
当然ながら、当院でもその効果・安全性が確立されればパーフェクトペリオ水生成機器をの導入を
検討したことがあります。パーフェクトペリオ 三重県

実際にパーフェクトペリオ水を入手し、歯垢中の細菌を殺す効果は
認められたものの、味に刺激性があり、また残念ながら、安全性に
対する検討が十分になされているとは現時点では言えない、との
結論に達しました。
しかもその後、パーフェクトペリオは発売中止となり、
「新医療機器」としての申請を準備中のようです。
ただ、認可されるかどうかは現在不透明です。
(因みに、別の商品名で同じ機器が販売されています。)

日本歯周病学会では、ホームページに

パーフェクトペリオに関する見解

を掲載し、現時点では
『安全性や有効性について学術的な場で充分な討議が行われた後に、
臨床に応用されるべきである

としています。

当院にもパーフェクトペリオに関する問い合わせを時々いただきますが、
現時点では導入の予定はございません。

なお、次亜塩素酸水生成器には多くの製品がありますが、
生成される液は殆どが強い酸性です。
酸性の次亜塩素酸水(例:EO水)でうがいを続けると、歯の表面が溶かされる
『酸蝕症』になりかねないので、注意が必要です。
継続的にうがいに使用するのであれば、ほぼ中性の次亜塩素酸水を使用する必要があります。

当院では以前より、パーフェクトペリオと若干性質が異なりますが、
安全性が確立された次亜塩素酸を含むマイルドな機能水を、歯周病治療時に併用しています。

また、最近パーフェクトペリオと同等の次亜塩素酸濃度の中性機能水や、
オゾン水を使用した特殊な治療(短期症状改善治療)を開始しました。
詳しくは、ご来院時にご説明致します。
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【コラム】 歯周病治療とインプラント周囲炎治療の違い

近年、インプラント治療を受けられた患者様が増えてきています。
(三重県はインプラント治療を受けられる患者様が比較的少ないようです。)

そのインプラントも、歯周病と同じような症状を起こすことがあります。
インプラント周囲に炎症が起こった状態を『インプラント周囲炎』といいます。
歯科先進国のスウェーデンでは、インプラント治療を受けた4人に1人が
罹患しており、日本では更に多くの方が罹患しているのではないかと
推測されています。
そして、今後この病気にかかる方がどんどん増えてくるであろう、と危惧されています。

日本歯周病学会や日本臨床歯周病学会の学術大会で、
ここ2年ほど急にインプラント周囲炎治療の話題に割く時間が増えてきているのも、
その証拠であると考えられます。

インプラント周囲炎については、『ご存じですか? インプラント周囲炎』のページをご覧下さい。

四日市さくら歯科に「歯周病治療を希望」して来院された患者様の中に、
他院で入れられたインプラント周囲に炎症を起こし、その治療を希望して
来院される方がおられます。

しかし、四日市さくら歯科ではインプラント周囲炎の治療は行っておりません。
なぜなら、軽症であれば歯周病治療と治療法に大差ありませんが、
中等度以上に進行してしまうと、現在のところ確立された治療法がないからです。
また、さくら歯科では元々健康意識の高くない方には、
インプラント治療を希望されても行わない(不幸になることがわかっているのに行わない)方針を
取っているため、インプラント治療を受けられた方は殆どが定期的にご来院いただいており、
インプラント周囲炎に悩まされていないのも、治療の必要がない理由です。

インプラントは生体にとってはあくまで異物であり、
しかも表面がご自身の歯と異なり、ざらざらに成形されています。
(この構造により、骨とくっついています。)

ところが、このザラザラの面が冒されてしまうと、
そこに付着した歯石や細菌を除去することが、歯周病治療に使う器具では取ることが出来ません。
特殊なレーザーや、風圧を使う装置、殺菌装置などを駆使して治療すれば、
かなりのアフターフォローが出来る場合もあるようですが、
それだけの技術力を持った歯科医師は殆ど存在しません。
もしインプラント周囲炎でお困りの方がおられたら、
この分野の治療で世界的に有名な神奈川県の歯科医師をご紹介します。
この先生のところには、歯周病治療で世界的に有名な海外の先生方も
研修に来ておられるそうです。

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7.当院での治療例

下の症例は、左から 治療前:(治療中:)治療後 の順に並べてあります。

軽症の方は、比較的簡単かつ短期間に治療が可能ですが、
重症
になってからでは長期間の治療が必要になってしまいます。
重症の方でも、手術を行わない場合があります。

下の写真は30〜50代の方ばかりです。ご老人ではありません。
皆様、治療後熱心に歯を磨き、定期的に専門家による管理を受けておられるので、
治療終了後も経過良好です。

なお、見た目を優先する審美歯科と、重症の方の治療は相いれない部分が多く、
見た目より歯の健康を重視して治療します。
見た目をよくすることも可能ですが、若干歯の健康を犠牲にする必要があったり、
更に見た目を回復する目的の手術が必要になります。

【症例1】 治療期間 3年7ヶ月

この症例は、歯列の床矯正(側方拡大)を行い、手術(再生療法・切除療法)を行ったあと、
上は全体的に、下は部分的にかぶせ物でつなげました。


【症例2】 治療期間 4年3ヶ月

この症例は、部分的矯正とインプラント(骨を作る手術を含む)、歯周病の手術(切除療法)を行い、
上は全体的に、下は部分的にかぶせ物でつなげました。

ご本人の希望により奥歯はかなり無理をして残しましたが、ご本人の熱心な歯磨きと定期的な
御来院により、検査データ等含めて良好な状態を維持出来ています。


【症例3】 治療期間 3年2ヶ月

この症例は、部分的な矯正と手術(再生療法と切除療法)を行い、
部分的にかぶせ物でつなげました。


【症例4】 治療期間 10ヶ月

この症例は、殆どの歯が末期的症状だったので、
保存可能な歯のみ初期治療(ブラッシング指導・歯石除去)のみを行い、
入れ歯にて対応しました。

治療後の写真は左が入れ歯をはずした状態、右が入れ歯を装着した状態です。
残された歯に負担がかからぬよう、どこで咬んでも全体が当たるような咬み合わせにしてあります。
入れ歯ではありますが、ご本人より『何でも噛める』と喜んでいただきました。

ご本人が熱心に歯磨きをしていただいているおかげで、検査データ等を含め、
治療前の予測より大変良好な状態を維持できています。
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【症例5】 治療期間 8ヶ月(但し矯正治療を含めた場合 3年4ヶ月)

この症例は、軽症ではありますが歯並びが悪いことにより歯磨きが行いにくく、
歯に無理な力がかかることにより将来病状の悪化が予想されたので、歯列の床矯正を行い、
一部のみブリッジを装着した症例です。
歯周病の治療自体は初期治療(歯磨き指導・歯石除去)のみですみました。


【症例6】 治療期間 2年5ヶ月

この症例は、20代に既に重症の歯が存在した症例です。
初期治療を行ったのみで、一時中断したものの、現在は定期的に通院されています。
(ご本人の希望により、手術は回避しています。)
深いポケットが残存しているため、通常より短い間隔で来院されています。
歯周病菌の検査を行ったところ悪玉菌が検出されたので、
それに対する除菌処置(歯周内科)を行いました。
それにより、病状は更に安定しています。
ただし、今後注意深く経過を見てゆかなければならない症例です。

この患者様の歯には重症の部分がたくさんあります。
症例1のようなケースであれば、一般の方でも『何か違う』ことはわかると思います。
しかし、当ページをご覧になっている方で、この方が重症であることがわかる方は
おられるでしょうか。
実は私(院長)でも、この写真を見ただけでは、歯周病の進行程度は正確に把握できません。
ましてや、素人の方にわかるはずがありません。
そこが、歯周病の治療が手遅れになる最大の理由です。


【症例7】 治療期間 7ヶ月(初期治療のみ)

この症例は軽症例で、初期治療(歯磨き指導・歯石除去)のみを行った症例です。
右写真は約7年後ですが、良好な経過をたどっています。


【その他症例】 

症例7までは、かなり古い治療例です。
新しい治療例は、『さくら歯科要約ページの症例紹介』をご覧ください。
(カテゴリ『歯周病』をクリック)

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